宇検村立田検中学校
奄美大島の最高峰で,世界自然遺産に登録されている湯湾岳(694m)の山すそ,波静かな焼内湾の湾奥に位置する宇検村立の中学校です。(R6年 生徒数19人,学級数3,校訓:強く・正しく・美わしく)
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ことし4月からこつこつと取り組んでいる田検中ネコ・プロジェクト(通称TNP)。身近で豊かな奄美の自然に目を向けることを目的としてはじめた取組なのですが,ここで,これまでの取組を少しふりかえってみましょう。
6月には奄美市の獣医師,伊藤圭子先生に「奄美のネコ事情」と題して,ネコの現状と世界自然遺産登録に向けての取組についてお話をしていただきました。
また,7月の理科の授業(2年)では・・・・
奄美の特有の自然について,アカショウビンやルリカケスなどの野鳥のはく製を手元でじっくりと観察してみましたよ。
県統計グラフコンクールへの作品応募では・・・
奄美の自然についてテーマとして取り上げて,グラフポスター作品をまとめる生徒もいたようです。県特選や佳作に入賞する生徒などもいてアイディア満載の素晴らしい作品がたくさんができあがっていますよ。
(10/30の文化祭で全生徒の作品を展示します。こちらについては,のちほどブログでも取り上げてじっくり紹介しますね。)
そして,みじかなネコについて・・・・わたしたちの身近なところにいるネコの情報収集や実際に身近なネコの特徴の観察から始めましたよ。
村内の集落にいる身近なネコ情報をボードをつくってまとめています。夏休みには,ネコノートをつくり,それらのネコの特徴をノートにまとめ,情報を持ち寄りました。
まだまだ,継続して,身近なネコの観察調査を行う予定です。近々,行われる宇検村のTNR事業ともタイアップして中学生も少しでもかかわることができたらと考えています。
そして,今は・・・・
身近なネコの調査の他にも,奄美の野生生物たちの残した糞に注目して,資料収集や生態の調査研究を行っています。 また,この生徒たちの取組の様子は随時,紹介していきますね。お楽しみに!(この写真はどんな生物の糞でしょうか?)
昨日10/8(土)は第2土曜日。いつもなら土曜授業がある田検中ですが・・・・きのうは久しぶりにお休み(週休日)でした。なぜかというと,それは・・・・・
1つめの理由は…翌日10/9(日)に村民体育大会が行われ,田検中生も大会補助員として,また地域の選手として,この大会をサポートすることになっており,少しでも生徒たちの負担を減らすためのものでもあります。
中学生種目や各係などで,地域の一員としてみんな頑張っていましたよ。
大会は・・・・午前中の後半で・・・・
前線の通過で,急に強い雨が降り出し,しばらく競技は中断となりました。グラウンドコンディションや健康・安全面を考慮し,協議の末,中学生と一般男女別のリレーをもって最後とし,ことしの大会は終了することになりました。
対抗戦のリレーは,小雨の降る中でしたが,たいへん盛り上がりました。ことしは天候のため予定された競技を最後まで行うことはできませんでしたが,各自の健康増進と村内の各集落の友好を深めるよい機会となりましたよ。
田検中の先生方も選手や大会役員として頑張っていましたよ。お疲れ様でした。
土曜授業の行われなかった理由をもう1つあげるなら,2つめは・・・・賢い田検中生のみなさんは,もうわかっていますよね。
そうです。来週10/12(水)から行われる中間テスト(5教科+技家)です。 テスト前できょうから部活動も中止になります。時間を有効に使って計画的に,しっかり復習をして,テストにのぞんでくださいね。
今週,金曜日の朝。時間は午前7時すぎ。台風18号が過ぎ去って,澄みわたるような青空です。
生徒たちが校庭に集まってきましたよ。そう,先日の地区中学校駅伝大会の翌日の朝です。
ゆっくり自分のペースで走り始めたようですよ。
15分ほど自分のペースで走って,最後の1周です。きのうの疲れも見せずに,けさもそれぞれ思い思いに走りました。最後は,みんなで整理運動を行い,からだをクールダウンさせます。
走ってからだを動かすことはスポーツの基本でもあります。毎日の少しずつの積み重ねがきっと大きな力につながっていくはずです。
きょうからまた仕切りを直して,1からのスタートです。健康増進,体力アップのために,目標を持って自分のペースでこつこと続けていきましょう!
昨日の放課後,夕方5時過ぎの村陸上競技場です。田検中生がスタンドに集まっています。5時前に少し激しい降雨がありましたが,今は止んでいるようです。
プラカードを持って,生徒たちが動き始めました。これから何が始まるのでしょう?しばらく様子をみてみましょう。
放送アナウンスにあわせて,プラカードを颯爽と持って,行進します。
国旗,村旗係も曲にあわせて,本番さながらの掲揚の練習を行います。
今週10/9(日)に行われる村民体育大会の開・閉会式のリハーサルで,田検中生が大会補助員として頑張っていたのですね。お疲れ様でした。
当日,田検中生は,大会補助員として,また,各集落の選手として大会を盛り上げる予定です。けがに気を付けて地域の一員としても,それぞれの地域で頑張ってくださいね。
けさの宇検村総合体育館前です。時刻は午前5時半。あたりはまだ真っ暗ですね。
きょう,奄美市笠利の太陽が丘陸上競技場周辺で行われる地区中学校駅伝大会に向けて,朝の早い時間だったのですが,たくさんの見送りを受けて,田検中の選手のみなさんが元気に出発していきました。
村体育館前での出発式では,生徒代表の力強い決意発表がありましたよ。
7時20分過ぎには連絡があり,生徒たちは無事会場に到着し,さっそくウォーミングアップなどにのぞんだそうです。
開会式が9:20,女子(5区間12㎞)のスタートが10:00,男子(6区間20㎞)のスタートが11:20だそうです。いま,10時過ぎなので,女子はすでにスタートしていますね。
これまでの朝ランや駅伝練習の成果を大いに発揮して,チームや個人の目標タイムを少しでも上回るように頑張って,たすきをつないでくださいね。ガンバレ!田検中駅伝チーム
結果は・・・・男子24位/全30チーム 女子19位/全24チーム でした。みなさん,お疲れ様でした!
みなさんは,「しぶり」って何かわかりますか?奄美の方はよくご存じだと思いますが,奄美では「トウガン(冬瓜)」のことを「しぶり」とよんでいます。
ことし4月に田城農園に植え付けた「しぶり」がこんなに大きくなりました。
しかも,ことしは5㎏以上あるものが,10個ほど収穫できました。そのうちのいくつかは,生徒が持ち帰りましたが,残りは田検小・中の共同調理場へ提供し,学校給食で調理されることになりました。(この天候で,野菜類が高騰している時期で大変喜ばれましたよ)
さっそく,これらのしぶりが昨日は,「しぶりのそぼろ汁」として給食のメニューとして並びましたよ。みんなでおいしくいただきました。
田城農園では2月の収穫祭に向けて,夏野菜で使った畑を一旦,整備したのち,これから冬野菜の植え付けを行う予定です。
猛烈な台風18号が接近中です。現在,勢力を増しながら,北上しています。現在(10/3午後6時)の予報によると,奄美大島には明朝未明に最接近する予定です。各家庭でも大雨や強風に対する警戒をして台風接近に備えていただきたいと思います。
<明日10/4(火)朝の対応について(重要)>
1 「自宅待機」「臨時休業」などの場合は,午前7時までに緊急連絡網ならびにこのブログ上でも連絡します。(連絡のない場合は「平常通り」です。ただし午前7時まで自宅待機させてください)
2 「平常通り」であっても,雨風が強いときは,可能であれば子どもさんの送迎をお願いします。(車は中学校校舎裏まで送迎して構いません。)
3 登下校の際は,倒木・落石・断線などの状況を確認し,気を付けて行動してください。また危険箇所や各家庭で被害等があれば,学校までお知らせください。
4 非常時の避難場所は,各集落の公民館や田検小・田検中となります。緊急避難の際の動向について携行品や避難の手順など,子どもさんと事前に話し合っておいてください。
昨日10/2(日)の焼内湾に沈む夕日です。台風の大きな被害がないことを祈って・・・・・・みなさんにもおすそ分けしますね。
ノネコの実態と生態系に与える影響を調べるために,現在,週末ごとに周辺の林道を歩いています。昨日は住用の三太郎峠を東仲間から西仲間へ向けて,歩いてみました。
途中,モダマの自生地を通過します。モダマは世界一大きなマメ科の植物です。
今は,三太郎トンネルができて,だいぶ便利になりましたが,それができるまでは,この峠が奄美市と古仁屋・宇検をつなぐ主要道路だったのです。往来があまりないためか,道路にコケが張り付いている場所もあります。
そして・・・注意深く見ていくと,アマミノクロウサギの糞が・・・・。
いま,私たちが調査の対象としているのは「ノネコ」です。ノネコがいた痕跡の糞を見つけて,どんなものを食べているのかを糞分析を行うための資料収集をしています。しかし,クロウサギの糞のように,そう簡単には見つかるものではありません。
何かの動物の糞だと思って近寄ってみると・・・・残念ながら木の実でした。こんなことの繰り返しが続きます。地道な活動で,気長にやるしかありません。
そして,きょうはさらに遠くからキラキラ輝く・・・・こんなものも発見!ひょっとして・・・金,銀?
車のマフラーの先端部分でした。(金,銀ではありませんでした)
きょうは天気も良く,奄美の美しい景色や自然を楽しみながら歩くことができましたよ。
かわいいピンクの花のゲンノショウコ(フウロソウ科)や優雅に舞うアサギマダラなどが見られましたよ。季節は少しずつ夏から秋に変わりつつあります。
まだまだノネコの糞探しは続きます。ノネコに遭遇する日を楽しみにして・・・・きょうは午後から天気がくずれるまでに湯湾岳周辺を歩く予定です。
現在,環境省奄美野生生物保護センター,鹿児島大学国際島嶼教育研究センター奄美分室やマングースバスターズなどの専門家の方々にも協力いただき,資料収集中です。資料がある程度そろえば,理科の授業で糞分析をとおして,奄美の自然について生徒たちと考えてみたいと思っています。