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宇検村立田検中学校

奄美大島の最高峰で,世界自然遺産に登録されている湯湾岳(694m)の山すそ,波静かな焼内湾の湾奥に位置する宇検村立の中学校です。(R6年 生徒数19人,学級数3,校訓:強く・正しく・美わしく)

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2016年7月28日 (木)

大勝小自然観察会に参加しました!  

きょうは朝から龍郷町の大勝小学校で行われた自然観察会に講師として参加しました。

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小学校3~6年生を対象に,きょうの午前中,植物班と岩石班に分かれて,学校周辺で標本づくりを意識した自然観察会を行いました。

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私の担当した岩石班は,近くに露頭(ろとう・岩石の見える崖)がないため,校区内を流れる川内川(かわうちがわ)周辺を歩きながら,岩石の観察を行いました。

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まずは河原に降りて,手にとって岩石の観察です。ハンマーの使い方の説明を聞いて,安全面に気を付けて実際に自分でにぎり拳大の大きさの岩石にハンマーで割ってみます。

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岩石の標本づくりでは,河原の石は標本としては適していませんが,その川の上流にある地層を推定するヒントになります。

きょうはハンマーの使い方をかねて割ってみました。みんな夢中になって岩石をたたいていましたよ。

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川内川をさかのぼりながら上流側に移動すると,転がっている石がだんだん大きくなっていることや川幅がせまくなっていることにも気づきました。なかなかいいところに気づきましたね。

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赤とんぼ(ベニトンボ?)も子どもたちの元気な声に誘われて,どこからともなくやってきましたよ。

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夏場は植物が表面をおおって地層をみることができないことも多いのですが,注意深く探すと岩石が顔を出している場所もあります。しかし,草むらはこの時期はハブには要注意です。

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観察会の途中で,櫓(やぐら)を組んで,ボーリング調査を行っているところに遭遇しました。この調査では自分の足もとより下の,見えない地層の重なりを調べることができます。

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学校の理科室にもどって,きょう収集した岩石を説明を聞きながら整理します。ルーペを使って,断面を注意深く観察してみましたよ。

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暑い中でしたが,みんな一生懸命,活動しました。きょうはたくさんの種類の岩石は集められませんでしたが,標本づくりのノウハウは学べたかと思います。

これから安全面に気を付けて,きょうの観察会のことを思い出しながら,さらに収集を続けてくださいね。大勝小学校のみなさん,きょうはどうもありがとうございました。