奄美の豊かな自然を満喫!
先週7/14~16に鹿児島県立博物館の昆虫,地質,天文担当の学芸主事の先生方が奄美の調査に来られました。14日の夜に湯湾岳~フォレストポリス(大和村)まで,自然観察に同行しました。
林道湯湾岳大棚線は6~7月の雨でだいぶ木ぎれや小石が散らばり,思ったより荒れていました。途中,ホタルが飛んでおり,車の中にも飛び込んで侵入してきました。昆虫担当によると,キイロスジホタルだそうです。
おっと,ハブ出現?・・・と思いきや,よく見るとアカマタが林道を横切る途中でした。そして,さらに車を先に進めると・・・・
何か生物がいるようです。アマミノクロウサギ?そおっと近づいて見ると・・・
アマミヤマシギ(シギ科)でした。車のライトで目がくらんで驚いたのか,だいぶ近づいてもじっとしていました。きっとおそらく,きょうは,サービスしてくれたのでしょう。
さらに・・・
オットンガエルなどのカエルやマイマイのなかまなども観察することができました。アマミノクロウサギも動きが速く,画像には撮ることはできませんでしたが,今夜は2頭遭遇することができました。
この日は台風11号が徐々に近づきつつありましたが,天気も良く,天文担当がフォレストポリスで奄美での夏の星空の撮影を行いました。
街明かりがないために,北極星をはじめ,夏の大三角やさそり座,そして天の川などしっかり見ることができました。流れ星も時折流れて観察することができ,優雅でぜいたくな時間を過ごすことができました。
今年12月には県立博物館主催の「博物館がやってきた! in 奄美大島」を奄美市で開催します。博物館の所蔵する標本やはく製などを鹿児島からコンテナを使って運び込み,鹿児島県内や奄美の自然を紹介する展示や紹介授業,星空観察会や自然観察会などが予定されています。
この日は,短い時間でしたが,奄美の大自然を満喫することができました。県立博物館の先生方ありがとうございました。次回は機会がありましたら,是非,田検中でも授業をお願いしますね。