大きく育て!アマミアセビ
きょうの5校時に京都府立植物園の長沢淳一園長と京都大学大学院の瀬戸口浩彰教授ほか職員のみなさんが来校され,生徒全員で「アマミアセビ」の記念植樹を行いました。
まずは,多目的ホールでアマミアセビとはどんな植物なのか,なぜ,今,アマミアセビを植樹するのか,京都大学の瀬戸口先生がお話をしてくださいました。
アマミアセビはツツジ科の植物で,奄美大島の固有種であり,ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種なのだそうです。以前はリュウキュウアセビと同種とされていましたが,2010年に新種として発表されている貴重な植物です。
その後,校庭に出て,植樹方法の説明を聞いたあと,アマミアセビの苗木を一人一本ずつ記念の植樹をしました。(3年生にとっては,まさに卒業記念の植樹になりました。)
きょう,ここに植えられたアマミアセビの情報は,将来的にQRコードで読み取ることにより,いつ,どこの,だれによって植えられたものかわかるシステムに登録されるそうです。田検中を卒業してからも,学校を訪れる楽しみが1つ増えましたね。
世界自然遺産を目指す奄美。私たちの取組は,まずは自分たちの住んでいる身近なところの自然や郷土奄美を知ることから始まるのですね。
天気にも恵まれ,植樹は順調に行われました。1年後,3年後,5年後とどんなふうに育っていくのか,楽しみです。これから朝晩,可能な限り,水かけや愛情を注いで,これらのアマミアセビを見守っていけたらと思います。大きく育て!アマミアセビ。