ジャックと豆の木?②~ちょとした感動。
奄美大島の9月のとある場所。かずらのような枝?茎?がぶらさがっています。そのときには気づかなかったのですが・・・・・。
そして,先日12月に,同じ場所に行ってみると・・・・・
緑色の大きな豆のような鞘(さや)がぶらさがっています。これは一体・・・・何?
これは,マメ科の植物「モダマ」です。大きさは長さ80センチほどはあります。奄美に来て3年目ではじめて実物をみることができました。数年前の奄美豪雨以来,なかなか見られないと聞いていたので,見つけたときは,ちょっと感動でした。
電線近くにも,60センチほどの鞘がいくつかぶら下がっています。これまで,ノネコの調査のときにも,近くを通っていたのですが,その際は気づきませんでした。
植物図鑑で調べてみると,この和名のモダマは海岸に漂着するものを海藻のものと考えたことから,この名がついたのだそうです。
モダマの鞘のなかには,9~13個ほどの円形をした種子があって,海水に浮かび,海流によって分布を広げるのだそうです。まさに子孫を残すモダマの戦略なのですね。