田城の自然~いったい誰のしわざ?
田検中の一角にある花壇です。これまで整美委員の生徒や用務員さんが世話をしている花壇のニチニチソウ(キョウチクトウ科)が・・・・・・無残にもこんなふうになってしまいました。誰かのしわざ?,いたずらなのでしょうか?
葉っぱがきれいにむしり取られています。ある意味,見事?といってもいいような感じです。一体何者の仕業だろうと思い,他のニチニチソウが植えてある理科室前の花壇に行ってみると・・・・・・答えが見つかりました。
みなさん,気づきましたか?そう,イモムシみないた緑色の幼虫がいますね。体長は10センチほどあります。
さっそく,昆虫図鑑で調べてみると・・・・・・のってました。葉っぱを食い荒らしたのはキョウチクトウスズメ(スズメガ科)の幼虫のようです。キョウチクトウやニチニチソウなどを好んで食草にしているそうです。
スズメガ科の幼虫の特徴は,食草は多種多様で,体は円筒形で腹部のうしろに尾角という突起を1本もっています。このキョウチクトウスズメにもしっぽのようなかわいい黄色の突起がありました。アンテナのようですね。
興味のあるひとは,この幼虫がどんな成虫になるか,また,チョウとガの違いなど図鑑等で調べてみてくださいね。