マングローブ林探検記
きょうは念願の奄美市住用でのマングローブ林のカヌー体験ツアーに参加してきました。カヌーの上からその模様をレポートします。
夏休み期間の日曜日とあって,観光客もいっぱいです。ライフジャケットに身を包み,パドルを手に,簡単なカヌーの操縦方法を学んで,いざ出発です。
はじめは,操作でまだまわりの様子を見ている余裕はありませんが,進んでいくうちにだいぶ慣れてきます。水路をパドルを右に,左にうまく操作しながら進んでいきます。
両岸にはマングローブの林が広がっています。マングローブの林にはオヒルギ(アカバナヒルギ),メヒルギ,ヤエヤマヒルギなどのヒルギと名の付く何種類かの植物が分布します。
川幅はいったんは広がりましたが,だんだん木々が左右からせまる狭い水路に突入です。間隔をおきながら,パドルで水をうまくかきながら前進していきます。
ちょうど折り返し地点で休憩をしながら,ガイドの方からマングローブ林の説明がありました。オヒルギがオスの木,メヒルギがメスの木と誤解されていることが多いのですが,実はこれらはまったく別の種類の木で,花の色や実の形も違うそうです。
赤い花が咲いているのが,オヒルギの木です。
ヒルギ類の木々は,海水が入り込む川で,塩分をうまく調整しながら生活できるからだのしくみを手に入れています。黄色になっている葉に余分な塩分をためこむそうです。
また,潮の満ち引きでマンブローブ林は干潟となり,生物たちにとっても絶好の生活の場となります。
干潟になっているところに泥がピラミッド状に積み上げられていますが,アナジャコのなかまのしわざだそうで,アり塚ならぬ「ジャコ塚」ができあがってます。
探検の旅も終わり,無事に発着所へ戻ってきました。
往復約1時間ほどのカヌーでの探検の旅でしたが,きょうは奄美の豊かな自然にふれて,満喫することができた夏休みのひとときでした。