ワニの口②~地形から情報を読み取る
きょうのてぃだ学級の理科の時間です。1月末から奄美大島や宇検村周辺の地形について学習しています。
まずは田検中の場所を地形図上で確認します。ちょうど,焼内湾の湾奥,ワニの口のような形をした一番奥の位置にあたります。
次に海抜0mの海岸線を青色の線で確認したあと,標高100mの等高線を茶色の線で引いていきます。さらに,標高200m,300m,400m・・・・と等高線を確認しながら色を変えて線を引いていき,着色します。
まわりが様々な色に着色されて,だんだん標高の高いところだけが残されていきます。
根気強く,等高線を追いながら着色して・・・・・ほぼ作業が完成しました!やりとげると充実感や達成感がありますね。
着色され,できあがった地形図を見ながら,宇検村周辺の地形を読み取ります。宇検村は奄美大島の西部に位置し,大和村や瀬戸内町,奄美市住用と接しているのがわかりますね。
この辺りで一番標高が高いのは・・・・・・そう,赤色に着色された湯湾岳ですね。標高が694mあり,奄美大島で一番高い地点です。同じように赤系統の色で着色されたところがまわりよりも比較的高い場所ということになります。(神屋・湯湾岳は国指定の天然記念物です。)
→鹿児島の天然記念物はこちら(鹿児島県立博物館HPへリンク)
焼内湾の入口付近にある島が枝手久島です。私たちの住んでいる宇検村から南側の瀬戸内町にかけては海岸線が入り組んでいることがわかります。
焼内湾の湾奥にある田検中は標高100m以下の地点にあります。もし地震が発生して,100m級の大津波がくると水没してしまいます。より高い山手の四級や湯湾岳方面を目指して逃げる必要があることがよくわかりますね。
自分たちの住んでいる地域について知ることはとても大切なことですね。この地形図をもとに次は奄美大島の大地を作っている岩石や地層について調べてみたいと思います。