田城の自然~田検・四級②
それでは前回2/11の続き,「田城の自然」~田検・四級②です。田検の四級親水公園から林道を先に進んでみましょう。
四級親水公園を過ぎたあたりは,まだ舗装された林道でした。まわりを見渡すと林道沿いを流れる川幅は少しずつ,狭くなり,石もごつごつしてきました。分かれ道を左折し,芦検方面へ向かいます。ついに林道の舗装はとぎれ,少しずつ荒れ始めてきました。
このあたりの崖をつくっているのは「チャート」と呼ばれる,約1億年以上前に海底で放散虫などがたい積してできた岩石です。たたくと火花がでるくらい硬い岩石です。海でできた地層が長い間の地殻変動で上昇して,現在の標高約300mほどの高い場所に見られるのです。
林道沿いに古い看板がありました。「林道田検-福元線」と書かれています。木々の間から湯湾の集落が見えます。カメラをズームさせてみると村陸上競技場と体育館が確認できました。
「梅次郎桜」とよばれているサクラを見つけたかったのですが,きょうは,残念ながらたどりつきませんでした。ただ自分の足で歩いたので,だいぶこのあたりの地形がわかってきました。
途中,ルリカケス?と思われる鳥も見られました。あっという間の出来事だったので,写真にはおさめられませんでしたが,奄美の自然の神秘さや奥深さを感じる一瞬でもありました。
次回は,田検の「梅次郎桜」こと,ツクシヤマザクラのある場所を目指します。(田検の旅はさらに続きます。)