「手紙(メッセージ)」~立志式から
きょうの3・4校時の体育館です。2年生が先日,落成式を終えたばかりの体育館の床にシートを敷いています。何の準備をしているのでしょうか?
実はきょうの5・6校時に行われる立志式の準備をしています。そのための会場づくりをしていたのです。会場づくりのあと,リハーサルを行いました。
そして,時は経ち,・・・・・・立志式が始まりました。14歳を迎えた中学2年生が一人前の大人として「志」を立てて,前向きに将来の夢にむかって決意を表明する機会として,本校では昨年から再びこの立志式を実施しています。
立志式の前半では,校長先生の式辞や生徒代表のお祝いのことばのあと,2年生は「私の決意」を一人一人発表しました。みんな堂々と自分の決意を発表していましたよ。
決意表明のあとは2年生で合唱「手紙」を披露しました。(これを選曲したのは実は意味があったのです!それは,のちほど・・・)
後半は,「音楽に生きる」と題して,奄美出身(在住)で音楽家の田中裕太さんの記念講演および演奏会が行われました。
田中さんは,ピアノを始めたきっかけや,中学校,高校時代,そして大学,大学院時代とご自分の音楽とのかかわりなどのエピソードを演奏を交えながら披露してくださいました。さすが音楽家の演奏はすばらしかったです。
途中,2年生の代表とジャズ調の曲のセッションの体験もしてくださいました。代表の生徒も最後はノリノリで本格的なピアニストのようでしたよ。
また,田中さんは講演の中で,ご自分の目の病気についてもお話してくださいました。体調不良や失意で音楽をやめた時期もあったそうですが,気持ちを切り替えることができたのは郷里の奄美大島で行ったリサイタルだったそうです。
あきらめずに困難に立ち向かう気持ちや地元ふるさとの子どもたちに音楽を教えることが今の自分を奮い立たせる原動力になっているそうです。貴重なご講演とすてきな演奏,そして生徒へのメッセージ,本当にありがとうございました。
最後に・・・・
2年生の帰りの学活では,それぞれの生徒に「家族からの手紙」が手渡されました。照れくさい中にもみんな笑顔やなかには感極まって・・・・という生徒もいたそうですよ。(式の中の2年生合唱「手紙」もちゃんと意味があったのですね。なるほど!)
きょうは田検中の生徒のみなさんやきょう立志式に参加してくださった方は,田中さんから多くのことを学べたことでしょう。立志式を迎えた2年生はもちろん,生徒のみなさんは,奄美の先輩に学び,これからの生活に生かしていきましょう。