田城の自然~ケンムンの遣い?
5月の連休後,石良集落近くのガジュマルにサクラランがあることを紹介しました。それがこちらです。
サクラランはガガイモ科の多年生の植物で,節から下根して,樹幹や岩をはいのぼります。花はまだ咲いていませんでしたが・・・・・・・・・
https://c406506h.synapse-blog.jp/takenchu/2015/05/10/?ref=calendar
きょうは1日雨が降っていて,天気があまりよくなかったのですが,この間のサクラランがどうなっているか,近くを通った際に立ち寄ってみました。
ガジュマルの木々の間に白い花が下向きにたくさん集まって咲いています。もう少し近寄ってみましょう。
小さな花が多数集まり,半球状になっています。名前のごとく,サクラが寄せ集まったみたいできれいですね。 花冠の内側にはよくみると,中央部が赤く,白い星形状の副花冠が見られます。
辺りを見渡すと,まだいくつかのサクラランが咲いていました。ひょとしたらガジュマルに住むケンムンの目印か,あるいはケンムンの遣いかもしれませんね。
近くにある雨天時の「アランガチの滝」のようすです。
奄美は5月中旬には梅雨入りし,なかなかいいお天気の日が続きませんが,自然界には恵みの雨として,この雨が多様な特色ある生態をつくり出しているのですね。