きのうは何の日~津波防災の日によせて・・・
田検中のみなさんが毎日登校する正門前の電柱にこんな表示があります。みなさんは気づいていましたか?
海抜とは,平均海面を基準として計測された土地の高さです。ということは,この海抜2mの場所,この正門付近も大きな2m以上の津波が到達したら水没してしまうことになります。
いつもはおだやかな焼内湾ですが,奄美近海で地震が発生して津波が押し寄せてくることも想定しておく必要があります。
昨日11/5は津波防災の日でした。この日は世界的にも「世界津波の日」で各地で訓練などが行われましたね。この日は土曜日で週休日のため,本校では11/2に地震津波を想定した避難訓練を実施しました。
11/2の避難訓練のようすはこちら→ 2016/11/2 田検中ブログへリンク
ところで,なぜ11/5が「津波防災の日」や「世界津波の日」なのかというと・・・・
「津波防災の日」は,江戸時代後期,安政元年(1854年)11月5日に起こった安政南海地震に由来するものです。この大地震により紀伊半島に大津波が襲来した際,現在の和歌山県広川町で,村人が自ら収穫した稲わらに火を付け人々を高台に誘導したという「稲むらの火」という逸話に基づき定められました。
津波防災の意識を高めるために創設された新しい記念日で,2011年3月の東日本大震災で甚大な津波被害が発生したことから,同年6月,毎年11月5日を「津波防災の日」とすることとしました。
また,第3回国連防災世界会議で,我が国は,11月5日が日本の「津波防災の日」であることに触れ,世界中の防災意識の向上のため「世界津波の日」を制定することを提案し,今日に至っています。
焼内湾に沈む夕日です。いつもは穏やかな焼内湾で絶景ですね。今回の訓練をもとに「災害は忘れたころにやってくる」,「備えあれば憂いなし」などの教訓にして,防災に関して家庭でも万が一の場合にそれぞれがどんなふうに行動するか話をしておきましょう。