田城の自然~春,生物たちの戦略
きょうも昨日に引き続き,奄美地方はいいお天気です。気持ちのよい陽ざしがあたり一面に差し込みます。
田城農園の周辺を散策してみます。あさ早い時間なので,まだ花びらは閉じていたり,朝露にぬれて植物たちは潤っていたりしています。
ルリハコベ(サクラソウ科)やムラサキカタバミ(カタバミ科)も朝早いためか,まだ花が閉じています。日中はもっと花びらを広げます。
タデ科のギシギシです。茎は太く,直立し,高さ40~100cmなります。名の由来にもなっていると言われていますが,茎どうしをこすりあわせると「ギシギシ」と音をたてるか,挑戦してみましょう。
農園周辺でいま一番目を引くのが,白い花をつけるシノロセンダングサ(キク科)です。この白い花に引き寄せられるように昆虫が集まってくることでしょう。
かわいい紅紫色の花をつけるウスベニニガナ(キク科)は,この時期から落下傘状の種子を風に飛ばして子孫をふやす戦略のようです。
ヒメコバンソウ(イネ科)は小穂の形が小判に似ていて,小さくかわいらしいことからこの名がついています。
そして,農園の足洗い場のプールには・・・・
みなさん,見えますか・・・・?
オタマジャクシが多数,生育中です。これからしばし,成長のようすを観察してみましょう。