命について深く考えた。
「同じ場所を二度と通りたくない。その場所を見ると思い出してしまう。」
涙ながらに話されました。
山下さんのお姉様ご夫妻は,平成10年飲酒運転による交通事故で亡くなられました。
それまでは,「飲酒運転で被害にあうことは人ごとだと思っていた。」と話されました。
しかし,被害にあってから人生は一変したそうです。
加害者に対して「憎い。命を返してくれ」
と思い続けているそうです。
犯罪被害者の方の本当の思いを知りました。
さらに日が経つにつれ「あのとき,ああ言わなければ。」「誘わなければ。」
と後悔をするようになったとも・・・。
被害者を出さないためにも話していただけました。
「軽率な行動で,自分の大切な人が亡くなったらどう思うか?」
「余裕をもって行動すること。」
「怒られてもいいから,犯罪につながるような行動は止めること。」
「いろいろな場面で,今日の話を思い出して自分も周りも止めること。」
「今回のことを家庭で話すこと。」
「加害者にならないこと。」
などです。涙ながらに話される姿は本当に説得力がありました。
犯罪被害者支援センターの永家さんの話もありました。
「一つしかないから。」
「さらに,復活しないから」
と話されました。だから,「ルールを守ろう。」と。
「自転車に乗っていても加害者になることがあるので気をつけて。」
とも話してくださいました。
今日の話を聴いて,みんなで犯罪被害者がほとんどいない社会をつくっていけたらと思います。
それでももし犯罪被害にあったら・・・
「かごしま犯罪被害者センター 099ー226ー8342(相談専用電話)」
「FLOWER(性暴力被害者サポートネットワークかごしま) 099ー239ー8787」
に相談してください(相談無料)と紹介もありました。一人で悩まずに。
その後先生方も人権について学習しました。
今日は,人権について深く考えた田検中でした。