きょうは龍郷町の大勝小学校で行われた自然観察会のお手伝いに行ってきました。せっかくの機会なので,宇検村の自然といろいろと比べながら歩いてみました。
きょうの参加は小学3年~6年の子どもたちです。植物班と岩石班合同で近くの川内川周辺を歩き,自然を観察しながら植物や岩石の採集を行います。
さっそく歩いていく途中で,田検ではあまり見られない風景が・・・・・。
稲刈りしたあとの束ねたイネがガードレールに干してありました。田んぼのない田検では珍しい風景ですね。
子どもたちが元気なのはどこでもいっしょです。川の中もじゃぶじゃぶと進んでいきます。
一般的に川原の岩石は標本としては適さないのですが,まずは川原にたい積している岩石の大きさや種類,形状などを観察します。これにより上流側にある岩石を推定します。
岩石班はハンマーを片手に岩石をたたいて採集します。大きめの岩石を取って,さらに風化していない新鮮な面を出すために一生懸命たたきます。にぎりこぶし大の大きさが適度なサイズです。
植物班は採集をしながら講師の先生から植物を使って風車を作ってもらいました。子どもたちには大好評です。
桜の木でオキナワキノボリトカゲを発見!これは田検でもよく見かけますね。移動の間に数匹見かけましたよ。
モミジヒルガオ(ヒルガオ科)が大きな花を咲かせています。ノアサガオやグンバイヒルガオなどは田検中周辺でもよくみかけるのですが,モミジヒルガオはあまり見かけないような気がします。地域性なのでしょうか? (私の見方が足りないのかもしれません。これから,またよく観察してみます。)
お昼をはさんで,午後からは,大勝小学校の理科室で植物標本や岩石標本の作り方を学びました。午前中に自分で集めた岩石や植物の分類や名付けを行いました。
岩石班は,きょう1日であまりたくさんの種類を集めることはできませんでしたが,奄美大島の全島で見るとまだまだたくさんの種類があることを学びました。
きっときょうの観察会をうけて,この夏休みにさらにまた新たな発見があることでしょう。採集のマナーや安全面に気を付けながら,いい作品ができることを祈っています。
大勝小学校のみなさん,きょうは1日どうもありがとうございました。