黒糖づくりに挑戦!
きょうは先日,たぐすく農園で刈り取って収穫したサトウキビを使って,1年生が黒糖づくりに挑戦しました。4月からとりくんできたサトウキビ栽培の最終段階,仕上げの日です。
まずは宇検村元気が出る公社黒糖工場まで,自転車で移動します。ヘルメットをかぶって,安全運転でスタートです。黒糖工場では,元気の出る公社の古島幸夫さんをはじめ宇検農産の方々が対応してくださいました。
さっそく作業にとりかかります。最初に機械を使って,サトウキビを圧搾する作業から始めました。キビが機械に入ると,搾った液体(搾り汁)と残りの繊維の部分が分かれて出てきます。この搾り汁を,バケツに集めます。
搾りたての「キビジュース」もごちそうになりました。思ったよりも飲みやすいジュースでした。
次にサトウキビの搾り汁に石灰を加えて,大きな容器で煮詰めます。常にかき混ぜて,灰汁取りをしながら,約1時間20分ほど煮詰めていくと,だんだん褐色で粘性のある液体ができあがります。
専用のトレイに取り出して,冷却させます。まだ,できたてほやほや,あつあつで湯気があがっています。
できあがった黒糖を小さく切り取り,袋詰めします。たくさんのお持ち帰りのお土産もできました。途中,できたての黒糖の味見もして,みんなの顔が笑顔でした。
合間に奄美大島開運酒造の黒糖焼酎「れんと」ができる工程を見学させていただきました。いろいろなジャンルの音楽をかけて振動を利用してタンクで焼酎を熟成させるという話は驚きでしたね。
これまでたくさんの方々のおかげで,きょうの黒糖づくり体験を迎えることができました。生徒のみなさんは,農作物を育てることの大変さやもののありがたさについてもそれぞれ感じたこともあったことでしょう。この貴重な体験を是非,今後の生活に生かしていきましょうね。
4月の植え付けからお世話になった古島さんをはじめ,元気が出る公社,宇検農産,奄美大島開運酒造のたくさんの方々,ありがとうございました。