奄美での津波避難を考える
昨日2/8(日)午後から,奄美振興会館(文化センター)ホールで,「奄美での津波避難を考える~最先端の防災科学と学校での防災教育」と題した講演会とシンポジウムがあり,参加してきましたので,そのもようを少し紹介します。
今回の講演会・シンポジウムは鹿児島大学・奄美市教育委員会の連携して開催した企画でした。
昨年7月に,田検中でも奄美の防災に関する講演をしてくださった鹿児島大学の井村隆介先生の奄美で過去に起こった津波についての調査研究の発表もありました。
鹿児島地方気象台の地震津波防災官の緒方 誠氏の講演では,緊急地震速報と津波警報が出たときを想定して,実際に会場にいる参加者もいっしょになって身を守る体験をしました。
また,文科省委託事業として県教育庁と奄美市教育委員会で推進している「実践的防災教育総合支援事業」から事業推進校の奄美市の小湊小と大川小中学校から各校での防災教育への取組の実践報告がありました。
最後は,きょうの発表をもとに奄美市や会場からの意見・質問を取り入れながらシンポジウムが行われました。今後,本校でも参考にしていきたいと思います。
奄美市は,過去50年間(1961~2010年)の統計で,西日本では和歌山市についで2番目に有感回数が多く,地震活動も頻繁にあるところであるという講演報告もありました。
「災害は忘れたころにやってくる」「備えあれば憂いなし」の教訓を忘れずに,自分の命を自分で守れる生徒の育成と常に防災を意識しながら生活するようにしたいと思いました。